BBQ

今日は先輩研修医の先生と夕方BBQというイベントがあった。

僕は本日は日直で、救急外来を見ながら担当の血液内科の患者さんを回診して朝8時半〜夕方17時15分までの勤務が終わった。

救急車も当直で見るため、反射的に頭が真っ白になり問診すらできない状態になり残念だった。

本日は発熱と下肢の脱力で救急車で来られた患者さん以外は以前何回か同じような症状で来られたことがあるみたいで、あまり処置も出来ず終わってしまった。

いざという時にまだ鑑別が一個位しか浮かばない。
要勉強です!

勉強していなかったらただこなすだけになってしまう。医者の仕事とは何だろうかと考えたら、やっぱりちゃんとした知識で診断・治療に結びつけることなのでやっぱり勉強です。


そんなこんなで担当患者さんを回診し(血内の患者さんはカルテ未記入のまま)、夕方の時間となった。

血液内科は先生が一人と日中病棟業務をする女の先生が一人しかおらずそれで20人以上の患者さんを見ておられる。

部長先生は会議やら外来やらでてんてこ舞いでゆっくり話す時間もなく、患者さんは病状もケモで悪くなったりですごく不安でイライラを募らせておられる。


僕は負担がないようにと配慮されそのうち10人弱しか見ていないのだか、出来るだけゆっくり話を聞き怒りを含めて傾聴するようにしたいと思っている。


この2か月間、自信のなさから声が小さくて患者さんに怒られることが何度もあった。
一回当直明けでベッドサイドに日曜夜に伺って、病状の説明がないしなにいってるか分からないと怒鳴りつけられたことがありその時は大分へこんだ。


基本がお年寄りばかりなので今はゆっくり、耳元で、大きな声で話すようにしている。
基本患者さんのところには朝と、血液などの検査があればその結果を伝えに昼に行くようにしている。


研修医は患者さんの顔色を一番に気にするべきで先生を相手にするのではない、とどこかの本で読んだので出来るだけそういった形にしたい。

病院というのは僕も気胸で入院したのでほんの少し分かるが不安でストレスが貯まるものだ。

お風呂にも満足に入れず、自由に動けない。
ましてや頼りない研修医が来たら人生の先輩として小言の一つも言いたくなると思う。


病棟の先生は優しく気を遣ってもらって申し訳ないのだが、患者さんの反応こそが真の勉強だと思ってまだまだ足らないなと痛感させられます。

きちんと病状を把握してるか、していないかは喋ればすぐ分かることで毎日決まったことしか言わなければ患者さんもそれは伝わってしまう。


ちゃんと目を見て、なるべく元気に、笑顔も見せて頑張りたい。(不器用な男は笑顔が本当に難しい…)

欲を言えばもう少し早く朝行ければよいのだがどうしても8時半くらいに病棟に行く毎日になっている。

ちゃんと勉強するのはともかく、毎日の習慣にしないとすぐ頭から抜けてしまうのでじっくり少しずつ勉強したい。


少なくとも3年目には自分一人で診ないといかなくなり、力量が試されることになるのでこの2年間が勝負だ。

遊んでいる時間はない、でも彼女には
逆らえない…
まだサマリ書いてないし、カルテも完璧でない…


話は前後するが日直後に循環器内科の研修医の世話役の先生がその後の当直だったため、救急外来で振り返りをして、カルテにバイタル未記入で突っ込まれたりしながら業務が終了となった。

先輩からその間に着信があり、パンツTバック気味でBBQに急いで来いとのこと。
雨の中、ろくに着替えずきのみきたまま病院近くの河原へと走った。

行くと出来上がった先輩方に、風俗遊びとやまない健全な男子たるゆえんの性欲を突っ込まれながら胃に食物を放り込んだ。

今週は今から彼女と性欲を解放しに行く。
来週はデリヘル連発でいく。
今週で血液内科が終わる、あの怖い看護師さんたちとも(一部)お別れだ。

今は新幹線。今からがやっと安心する夜が始まる。雨に濡れ、BBQの匂いそのままに会いに行く哀れな男。

明日も病院に昼には行く。
夜は家族と食事だ。
勉強できん。無理やり勉強する。頑張ろう。