血内終了

今月末で血液内科研修が終了する。

最初の一ヶ月は何をしていいかわからず、時に涙することや便所に立てこもることもしばしばあったがなんとかほんの少し看護師さんの要望や、上の先生の雑用が少しはこなせるようになって終了した。


といっても、まだ全然なので要勉強なのだけれど。

土曜日の科の切れ目の夜、飲むしかないこの日にも俺は一人研修医のアパートで缶ビール飲んでネットしている。
昼は買い物に行き、オタクリュックを改善した。
しかしスニーカーは何を血迷ったか真っ白なアシックス買っちゃったので(小学生か!)、これで仕事するのも大丈夫かな・・看護師チックだが実際看護師さん以下なので辱めを受けるか。


明日は温泉いきたい。
それにしても、病院行く強迫観念がないとこんなに気持ちが楽になるのだな。
いつもの週末は少し和らぐが、病院付近からどうしても出れなくなっていた。
車もGW以来ガソリン入れずにここまで過ごした。


病棟では、若めのちょっと可愛い看護師さんがなんか妙に優しくて怖かった。
噂では頑固な子らしい。ちっちゃいけど、目力がある。
俺自身気が強そうな女性に惹かれやすい気弱な男子なことを自覚している。
不安な人間は恋に落ちやすい。そしてやっぱり、優しい子がいい。


学生時代は看護科とは縁遠かったが、看護師さんはやっぱしっかりしていてお母さんチックな印象なので十分恋愛対象だ。
めっちゃ大変そうだが・・完全にブルーカラーだから(うがった見方だろう)、でも俺よりはよっぽど急変時の対応に長けている。血培・尿培や点滴の指示やケモでの便秘・発熱など各種周辺症状の処方は看護師の誘導尋問のままに行ってしまう。

ともかく、どうやら美人と結婚するのは一種のステータスらしい。
せっかくなんだから美人といい思いしたいよね・・とかいう妄想が俺を苦しめる。

彼女はいるが、どうしても身近に働く美人が気になってしまうものだ。
学生時代コミュ力なくモテなかったので、こうして若いだけで注目されてしまうのはなんか勘違いしそうだ。まあ後半は病棟という一種独特な女子空間にも慣れみんなジャガイモのようになり自分の仕事に集中することができた。


所詮研修医なんて、徳川綱吉よろしく「お犬様」のようなものだ。
なんにもわからんし、それでも先生と言われ勘違いする。患者さんにも上から目線で、本当に情けないことだ。


というわけでバンバン罵ってもらいたいが、医者不足の現状では研修医の地位は割と低くない。
手近な労働力として重宝されるがゆえに、意外にもどこの科でも嫌がられることは少ないようだ。
猫の手でも借りたい忙しい病院の現状がそこにはある・・



今回の日本代表のように、お山の大将になってしまわんように。
一種の自己陶酔になりがちだが、3年目以降は病棟や病院に1年中縛られる毎日を覚悟しないといけない。特に男なら、呼び出しは昼夜問わず受けるのはもう覚悟しないといけない。
それは見ていたらわかる。



そして研修医の同期が男4人しかいないため(俺含め)、なかなか研修医同士で気の合うやつもいないし、飯も行きづらい。
たまには焼肉なり行って、愚痴も言って疲れを癒したい・・
方向性違うし、2人きりだと何喋っていいかわからんからあえて今まで晩御飯一緒に食べたりしなかった。コンビニで惣菜を買う毎日。


さみしいのう。
まあ、明日は家の片付けして芸術的に汚く痒いこの家をクリンアップしたい。
掃除道具かってこよう。


来週から内分泌・代謝内科だ。
輸液・電解質・血液ガスなど学びたい。
頭悪いからアセスメントむずそうだな・・


火曜は当直あるし、腹部エコーも担当頑張らんといけんし一応退院サマリあるんで明日は少し予習が必要だ(´;ω;`)
トホホ・・

10日間ある夏休みは親日で可愛い子の多い台湾で風俗にいきたい。
食事も日本人に合いそうだ。
ひとりでも楽しそう。