負けを認める

GW終わってしもうた。

贔屓のやきうチームも負けてもうた。

近くに就職しとる友達(研修医2年目)と夜の街に繰り出すも、今日はGW最終日のせいか閑古鳥。

今血液内科というマニアな領域で、連休最初の2日はやる気出して病棟に行っていたが今日は昼過ぎまでダラダラ寝ていた。

昨日発狂して夜25時半までカルテ見ていたのが不味かった。寝たのが27時位だし。
頭が痛い。

いきなり担当患者6人でカルテ書くだけで午前中いっぱい使うし、入院時サマリーまだ書いてないし連休は患者さんの把握で精一杯で(夕方から、朝だけ出勤していたため)勉強ほとんどしてないし。

買った本全然読んでねえ。

5月末には救急日直があるのでそれまでに青本は読みたい…


来週から、学生さんの見学に付き合ったり飲み会もあるし忙しい。
勉強は意識的にして、ようやく人並み以下だから。

あしたから会う先生もいるし、ガールズパワーに負けんようにせんと。ガールズは強い、負けを認めない(おそらく一生)。可愛げのない女が許容されるのが彼女は楽だと言っていた。

俺は負けを認めて、受け入れて成長したい。

大学受験も、大学の試験も、臨床あと1問、一般あと3問、必修あと5点で落ちた国家試験も負けを認める。
コミュニケーション能力も負けを認める。


成果主義でいい思いしているやつはいいが、今に見てろよ。



ぶっちゃけ彼女は大学からは負けを知らないし現役でここまで来ているから、まだ負けは認めんだろう。

俺はそれに関して、そのプライドを折れたことに支える味方になれない。
なぜなら正直人を信用できない部分があるので、他人でライバルだからだ。


大学時代、優秀と言われていた女が俺みたいないわゆる出来の悪い男にベタ惚れで別れる気ないと思われる(恋愛においては弱者)のは正直快感である(絶対彼女には言えない)。結局女なんて、という冷めた心が常にあるから実生活とうまくバランスが取れている。歪んだコンプレックスが、俺の胸に去来する。


勉強で負け知らずの(俺にはそう見える)女医がダメ男に掴まって、社会的役割に絡め取られ落ちていくのはまあ事実だ。日本最初の女医荻野吟子もその一人だ。

今日は夕方から友達と食べて、飲んで、セクキャバで閉めた。
ヘタレはセクキャバでセクハラできずトークに終始した。
最近無駄に異性のハードルが上がり、いわゆるそんなお店でいい娘を見いだせない。



悪友は、国試終わって飲んで寄って2人で7万散財したキャバで天使を見つけて、今もラインしているというのに。
俺もツキイチであのときのさ○かちゃんに会いにいくか笑

最後はノーマネーでフィニッシュとなり悪友に新渡戸稲造を恵んでいただき、帰宅に至る。


彼女の体調が悪く、GWはお楽しみできず化粧もファッションもいまいち、俺の中で点数が下がったため天使を探す旅はまだ継続する。愛嬌のないのはマイナスでしかない。
悪友よまだ結婚しないでくれ…


大学時代、教養を学んでいた工学部の友人とは4年の後半から勉強(受験生状態)が忙しくなら全く遊びを断ってしまい交流が絶たれてしまった。

部活の合間を縫って九州に2人で弾丸ノープラン旅行に行ったり、週末むりやりその友人と前に行った旅行で知り合った看護師の友達の家に遊びに行ったりしたものだ。



勉強で犠牲にしたことは多い。

自己犠牲は美しいか、というと難しいが結局よくはならないと思う。
ある程度は必要だが、部活でも高学年になり打順やら起用法やら不満が溜まって野球に集中できなくなった。

サッカーブンデスリーガで現在活躍する岡崎も、自分の良さを積極的に見いだせるチームに移籍し結果を残した。
求められた役割が自分に合っているとは限らない。


自分の武器を見いだし、負けない分野でアピールして、自分なら結果を残しやすい(時に人から与えられた分野ではないかもしれない)道に進みたい。すっげえプライドやら周囲のしがらみが大変そうですが。

生かしてもらうのではなく、自分が生きることで生かす立場も生かされる。
岡崎の言葉で印象的だったのが、シュツットガルトでの苦しい日々に一旦負けを認めるということだった。

負けと認めたから、切り替えて新天地での活躍につながった。
前のチームのようなウィングでなくより結果の出やすいCFで使ってくれる、評価してくれるマインツに自分の価値を求めた。

マインツでも最初は苦しんだが、自分の得意とするプレーを掴んでからは積極的に仕掛けて、自分を活かすことを第一に考えそれがチームにとってもうまく行くようになったという。
事実チームも7位と古巣シュツットガルトの15位を大きく引き離している。

岡崎は、いつか見返すと信じて努力した。

キングカズも、彼の人生はドラマだ。
高校中退で単身ブラジルに渡り、Jリーグでスターとして戻り、ドーハの悲劇やフランスW杯の代表落ちを経て今も現役を続けている。

youtubeで、カズが東北チャリティーマッチで決めたゴールを名波氏が紹介する番組を見たら涙が出そうになった。信念を貫き、プレッシャーに耐えてきた男の生き様は上手い下手を超えたものがあるのだ。

そんな背負ったプレッシャーに負けないのがスターの宿命で、年をとっても続けるなんて並大抵の精神力がないとできない。
続けるということの大変さ。
医者だって同じだろう。上になればなるほど責任は増すし、人間関係含めやめずに続けるだけで自分の信念を作り上げる作業のようなものでとてもすごいことだと思う。

だからどんな科に進んだとしても、自分の哲学は磨かれるし、成長するのは間違いない。
とにかく続けること、一日一日少し学んでいくこと。


私も大学までの苦しい日々は負けていたかもしれないけれど、遠回りではなかった。自分が誇りを持ててある程度必要とされる(最初は自己犠牲は必要で我慢するこもしれないが、本当にいつかは・・)道にどうにかたどり着けるよう今を頑張りたい。

マニアックな血内での慣れない日々を悪戦苦闘したいと思います。
とりあえず、毎日病棟に行くこと。
下向こうが声小さかろうが、上司に怒られようができるだけ我慢していくことを続けたい。
今はそれしかない気がします。

連休中後輩の試合を見て思いましたが、苦しい時も多くの先輩が医者として活躍している野球部で曲がりなりにも部の代表として一生懸命やってきて、レギュラーとしてポジションを守ってきた誇りを持って頑張りたいです。

後輩のためにも負けてばかりはいられないですからね。

けっきょく、酔いに任せて女性批判してしまう残念な2ちゃんねらーです。