初雪

今日は雪が降っていた。
銀杏の木が黄色く染まる中、雪もぱらつくのは不思議だったが、それも無理ないくらい朝は寒かった。

自宅を出ようと意を決するまでに時間がかかる。


きのうは、最近よくいく保健室の先生に話を聞いてもらった。
退行要求といおうか、私はどうやら本能的に母なる女性を求めているらしい。
普段は女性に話しかけようとも、目も合わそうともしないが実は女性に求めているものは高い。


三島由紀夫のいうところの、世間では女嫌いというが実は女好きというところであろうか。(彼女に怒られるかもしれないが)
勉強中も、エロい妄想をしてしまうのが男だ(俺だけか・・)。
保健室の先生は40代で、第一印象はけっこうきつい感じだったが実はよく話を聞いてくれる。


私は建前上神経症(?)をいいことに、保健室の先生に甘えてしまって悩みというか、話を聞いてもらっている。
なんだかんだいって、デートみたいなものかもしれない。
美容師の人にも、そんな感じで話を聞いてもらい、相談に乗ってもらっている。
女性というものの母性本能は、わたしが生きる上で非常にありがたいもので、それがあってようやく心を開いて話せるのである。
なんと恥ずかしいことか。


話変わって、私のゆがんだ考えというか、認識はおそらく今後もしんどいことになる。

先生と、好きな本や映画の話で盛り上がった。
私はどうも昔から人生について語った本などが好きで、最近は寺山修司五木寛之青春の門とか有名なところでは太宰治三島由紀夫などの短編集などが好きだった。

映画は、男がつらいよが大好きで、落ち込んだ時はこの映画を見ると元気が出る。
あの映画には人生のすべてが詰まっているから。

おおよそ文系みたいな趣味である。まったく理系チックではない。
迷信なども信じるし、占い・風水大好き。理系とは一線を画した浮世離れした人間と自覚している。


おまけにこれまで悩み深き思春期を勉強ではなく野球で自信を保ってきたため、野球のなくなった今大変苦しい時期である。AKBの川栄のようなものだ。体育だけが生きがいだった、その割には内向的だけれども、それも深いギャップなのか・・


将来は音楽を聞き小説などを読んだり、書いたりして人生の機微を味わっていきたいと思う人間なのである。


ずっと机の前に座っていると、なにやら雑念が湧いてくる。
新興宗教にも入っていた時期もあったが、それはそれで心理的にはよかったかもしれない。(お金と時間的拘束さえなければ、そこは大変きついのだが)
心の中で暗唱した文を唱えると落ち着く効果はあったかもしれないと思う。


部活を春に引退(半ば勝手に、辞めたと自責的には言えるかもしれない)して、だらだらと危機感に迫られるように勉強し夏は昼2時起床、朝4時就寝と昼夜逆転していたがあまり休まず勉強していた。

今はようやく朝起きれるようになったが、ノルマ達成までにはあと1時間早く起きたいところだ。
長い卒業試験が終わってテコムのセレクトはおわったものの、メック公衆衛生・テコム必修はまだ途中。産婦人科QBも同時に解いているので時間がかかる。


彼女も、クラスのみんな優秀なのでまったくペースについていけていないし、本番1月とかはどうせものすごく焦るし不安になる。今日も必修一コマ4時間以上かかった。
今は今に集中したい。
いつもこんな感じで、最後ようやく追いつくものなのだから。
早く寝て、早く起きよう。