バカな6年生の悩み

きょうは(正確には昨日)飲み会だった。

久しぶりに後輩と一緒に飲んで、話した。

最上級生として、後輩たちに伝えることはなんなのか。
正直、ビデオ講座とにらめっこして眉間に皺を寄せる生活に厳しさはあった。

自分は医学生であるとともに、野球部員でまだ青春は終わっていない。

今年で26歳だけれど、暑い真夏のグラウンドでヒイヒイ言って練習するあの風景は忘れられない。
そんな思い出や、昔優勝を目指して目標を共にした思い出を話すのはとても楽しい。

負けた思い出さえも美しい。

勝負の世界は残酷で、結果こそあまり残せなかったけれどレギュラーとして試合に出た日々を忘れることはできない。

長いあいだ聞けなかった後輩の気持ちをやっと聞くことができた。
かなり遅いけれど。

来年の今頃はたぶん働いているはずだ。

知識もまだないし、勉強もしないといけない。
けれど、自分が本当に大事にしてきたものはなんなのだろうか。

自分の人生は一回きり。ひりひりするような経験は一体どうするべきか。

もちろん卒業して、きっちり国家試験も受かる。
忙しく余裕はないけれど捨てるもの、大切にしたいもの。
大事にして、今後しっかり歩いていけるように。