ひとりの人間

昨日、今日とほぼ人と触れ合わず生きている。

クリスマスといってもなんのイベントもなかったのは大学生になって初めてかな。といってもまだ3年目だけれども。

絵に描いたように何もない1日でした。これが明日講義のある日曜ならいいけど、今日から1月3日まで冬休みだから明日も学校はない。となると怠惰な生活になってしまう。

きのうちらっと今のうちに課題を済ませようかと思ったけれど結局手をつけていない。最近は毎日筋トレ、ランニングなどスポーツ選手のような日々を過ごしている。ただし大体深夜から行動を始めるためもっぱら夜型になってきている。

よくある話かもしれないが、こういった時自分の将来専門でするであろう事、すなわち医学の勉強には興味が向かず文系的な本、野球、音楽とかの趣味に傾倒しがちだ。いくら休みであっても仕事(つまり勉強)との距離感をうまくとりたい。うまくいかないものだけど。

こうしなきゃいけないって思うと疲れるし、縛られる。最近はのびのび生きて生きたいと思う。いつ何時も楽しむというか。それが正しいのじゃなくただの人生の一時期です。

だから、じたばたしない。イベントがなくてもいいじゃんって。
そんな枯れた考えが頭をもたげています。


ところで、今日夜見た「素晴らしき哉、人生!(現題 It's a Wonderful life)」は思わず泣けてしまった。

主役の男ジョージは長男で、父の跡を継ぎ、誠実に仕事に情熱を注ぐ。
金融関係の仕事であったが、お金儲けより人のために尽力した。
彼が窮地に陥ったとき、町のどれだけたくさんの人が集まって助けてくれたか。ラストシーンはめっちゃ泣けた。世の中いろんな仕事はあるけれど、人のためになる仕事こそ尊いのかもしれない。

また、主人公の奥さんもいい味を出していた。きれいで、芯が強くて、主人公のようにお金がなくてもあなたといっしょがいいと愛情を注いでくれた。
ネムーンの代わりに手作りのホテルを準備したりと、そのまっすぐな愛こそがこの映画の核である。結婚っていいな、家族っていいなと思わせてくれる。

こういった主人公の人生成長期みたいな映画好きです。誠実にまじめに人のために生きる事のすばらしさを改めて教えてくれる。
とにかくすばらしかった。古典だが実に明確に核心を突いている。

あしたも生きてみるか。すばらしいことが待っているかもしれない。