ここで暮らせるようになりたい会

今日はクラス会があって、一応参加させていただきました。

まあ僕は去年留年してかれこれこのクラスですごすのも1年が経とうとしているのだけれども、若干まだクラスになじんでいない。

1年のときからの、つまり入学時に一緒だったクラスは大して自分から話しかけなくても自然と連帯感のようなものがあって、自分も自然と仲間意識が芽生えたのだけれど留年するとこうはいかない。

どれだけこの文章を読んでいる人がいるのか分からないが、留年するとまず劣等感に苦しむため、クラスで大きな顔はちょっと出来にくいです。試験対策からも外れて、いわゆるアウトカースト的な気持ちになってしまうわけです。

自分で不幸になっているだけと言われたらそれまでだけれど、やっぱ一人の世界に入ったりして偏った考えに陥ってると留年しやすいかと思います。なんか自尊心が著しく低下してどうにでもなれといった感覚になったら黄色信号です。

僕みたいに口下手で自分に自信がないタイプだと特にきついです。
まあそれなりにしゃべれて、うまく立ち振る舞いの出来る人ほど留年とかはしないのだけれど。

結局僕もどこかで進級を諦めてしまったのだ。何かに苦しんだ結果。
前のクラスでも自分の立ち位地に苦しみ、いつも同じグループでいることになんか違和感もあった。
かといってずっと一人だとやな感じだし、わかんないものだ。

受験の反動、部活でのストレス、人間関係といろいろあったために勉強が手につかなくなったのは事実だ。結局自分というものがわかっていなかったのだろう。


今のクラスはようやく実習とかで顔見知りが増えてきて、話せる人たちも出てきた。話してみるとみんな結構いい人である。なかなかその一歩が踏み出せないのだけれど。

今日も先生が数人こられ、生徒がクラスの半数強の60人くらいいた。先生方は仲のよい生徒数人とずっと話しておられたため、自然とハブっていてのんびりおとなしめな奴らと話したりして時間をすごした。

みんながみんなおしゃべりでうまく立ち振るえる奴かといえばそうではなく、そんな感じの人とちょいちょい仲良くなって居場所が出来るのかもしれない。

みんながみんな活発で明るくてというわけでもないから、おとなしくてちょっと暗い感じの人でも医者になれるはずである。ともすると引け目を感じてしまうわれわれのような人もそれなりの存在価値はあるのだと信じていこう。

ほんまに一人きりになってすべてどうでもいいみたいな考え方になったら絶対勉強も出来なくなるし、不利である。
うまく生きられなくても、むしろだからこそ飲み会とかに行って顔を覚えてもらったりして自分の存在をアピールしないといけない。

テストで落ち込んだときとか、自分の存在が揺らぐ瞬間が出てきたとき、救ってくれるのはやっぱりクラスメートであり、部活の仲間であったりする人たちである。

やっぱり自分自身強くもってがんばりぬく気概がどうしても必要だし、でないと生き抜いていけないが独りよがりでは生きていけない。いろんな人のパワーをもらうには、自分からなにかを与え、残していかないといけない。

自分のようにモノになるまでは時間はかかるけれども、ひとつの事をコツコツとやって結果を出せるタイプの人間は我慢が肝心だ。
野球は今でこそそれなりに自信はあるけれど、最初は自信もくそもなかった。自信という無形の力を得るためには何事も最初は忍耐である。

結局そうなりたいと思った方向に進んでいくのだろう。進級したいと強く願えばそうなるように石にかじりついても努力するし、諦めたら簡単に留年する。医学部に入りたいと強く願えば、それが無根拠なものでもいつかは必ず叶うのである。絶対無理だと思われていた僕が合格したように。


私のような、今ここにいていいのかという臆病な心を抱えた人は苦しいのだけれどがんばりぬいて欲しい。そしてそういう人の成功体験が誰かの心を支えるのだという気概を持って劣等感に打ち勝ってほしい。

以上変な話でした。ところで先週書いたマラソン大会は、自分は1区と4区(どっちも3.3キロ)を走って1区が23位/91人、5区が15位/88人でタイムが1区で12分44秒、4区が17分14秒だった。

1区はスタートで周りにつられて飛ばしたせいか、途中からめちゃめちゃ苦しかった。というか周り速すぎ。駅伝のために2週間前くらいから毎日4〜6キロ走りこんでいたけれど上位陣には歯が立たなかった。やっぱり上位陣はすごいです。一番早い人は10分かからない人もいたようで、まだまだ練習不足です。

高2のとき学年9位になったときは、確か10キロを39分くらいで走った記憶があるから最初の1区ではそれに近いペースで走ったことになる。
でもまだいけるはず。来年は大学院1年生になる予定の先輩と捲土重来します。

あしたは1年生の教養の時の先輩方と飲み会がある。医学生として普段の生活習慣を崩さないように羽目を完全には外さないようにして楽しみたい。
医学部と違ってあんま気を使う人もいないので、まあいろいろ話せたらいいかなと思います。