復職初日は辛かった

最初の日から、ハードであった

僕はしばらく検査のみ午前中のみとのことだったが、教授がわざわざ来られるとのことで院長から残って為になるだろうから話を聞いたらどうかと言われた

午前中までは穏やかに事はすすんだ
今日は腹部超音波で患者も少なく、その後人間ドックの説明も、今俺は入院患者もいないので余裕を持って終われた

のんびりとした気持ちで楽に終わった
そこまではまあ良かったのだが、教授が本日来てESDをするらしい

もちろん科のボスなので(細分化されてるとはいえ ここまで書いたらバレるかもしれないがどうでもいい)全員集合 ヤクザの世界だ

そこでなぜか沢山人がいる中助手までやらされる おいおい俺はまだうつ病上がりで睡眠薬飲んでる状況なんだぜ

教授は内視鏡の専門で難しい場所のESDで結構時間がかかる
教授は内視鏡専門の人なのでせっかち
物事をモタモタしてたら怒られる

そんなこんなで、緊張感を持っていた
一般化しすぎないようにとか、自己責任しすぎないようにとか本で読んだ対処法を唱えながらなんとかやった(本はまだ途中までしかよんでない)

そしてなんとか夕方終わり、講演会だ
それも行くように言われた
前の席に座り、話を聞く
非常に内容は面白かった

大腸内視鏡の挿入法と観察
レジデントにとっては嬉しい
テクニックの部分は好きだ

しかし人生は厳しい
そのあとの懇親会まで参加する事に
院長が出て来て帰れない
このモヤモヤで(この病院続けるかどうかも曖昧)上司におべっか使うのは無理

適当にやり過ごし、同期と途中で逃げた

同僚は誰も自分の気持ちを分かってくれない
上司もだ

彼らはうつ病で苦しむ人間にも飲み会を強要する 人との会話も余裕がなくて全く楽しめないのに、苦しむことをさせる
ただの苦行ということが分かっていない


そのあと自宅で同期と話したがその同期ですら、俺が人から怒られる事にどれだけ恐怖感を持っているか知らない
コンサルトして怒られることへの恐怖感は私には半端ない恐怖なのです

何しろうつ病は少しのミスを大きく捉える傾向がある そこで一般化のしすぎ(俺はダメだという自動思考)に結びついて落ち込む

うつ病の世界がどんなに惨めで辛いか分かっていないのだ
感情を信じるため、気分を本当の事と認知して全く気持ちが晴れない
おれはまだうつ病スケールBDIは18点で治療域なのだ


休職中も全く楽しいことがなかった
まだ眠れないし
早朝覚醒もする

懇親会まで参加するよう言った院長も含めて俺の気持ちは理解していない
どれだけしんどいか分かっていない

臨床医で今までの人生でロールモデルになる人には出会えなかった

自分の幸せは臨床では見つけられなかった

多分ここで働き続けても、同じことだ
また違和感を感じる

前回書いたかもしれが、やはり病院を代えたい
みんないい人だけど、愚痴を言える人がすくない

弱みを言えない
医者を辞めたいなと言える友人が、俺みたいな医者辞めたい病がいない(そもそも医者が少なくて)

俺はひとまず、急性期病院(少なくともここ)とは距離を置きたい
誰も分かってくれない

自分の身は自分で守る

モヤモヤしかない

明日直属の上司に言って、そういった気持ちを話したい
本当はちゃんと、働きたいが難しいのだ

明日も内視鏡したくない

ここでしか真実は書けない
俺が死んだらここで真実を知ってくれ
どうしたらいい

今は検査室と外来の優しい看護師さんだけが救いです
付き合ってくれないかな!