自己の能力不足ゆえの医療不適応なのか

親と電話で話した

父親は携帯電話ではなかなかつかまらないので、手紙を書いてみた

初めて、臨床医を辞めたいとずっと思っていた事を書いた
筆は進むもので、あっという間に3枚も書けた

今日夜父親から電話があり、今後は自分らしい人生を歩んでほしいとのこと

そうは言っても、俺はここまで来て途中で辞めるのは非常に難しいこと

やりたくないことをあと何年も続けるのはどうなのだろう

すっぱりとは解決できないが、後期研修は中断できにくい

そして医局も辞めづらい

うちの県は医局の力が強いから、医局を辞めたら後ろ指を指されて生きるのかと思うと進むも地獄、非臨床の道は何もわからなくて後ろ盾もないと思えば引くも地獄なんだろうか(少なくとも俺の父親は凝り固まった考え考えからそのように言う)

急性期病院で怒られながら、身をすり減らして働くことが将来に結びつくことがなければとてもじゃないが意味はないしまた不満は溜まる一方だ

何しろあまりやりがいは無くて、生きる為に割り切ってやるのも限界に近い

それにしても星野源はいつも楽しそうに歌うな

俺は仕事ではあまり笑えなくなって来たというのに

父は俺が医師として悩んだりうまくコミットメント出来なかったのは、母親が無理に医師になれと言ったせいでプレッシャーになったのではないかなどと言っているが俺の能力(人間関係能力を含めた)や適正(様々な問題を棚上げする能力を含めた)がないせいで医療にコミットメント出来なかったのではないか

結局プレッシャーに負けたような言い方をされるが、向いてないから仕方ないのではないのか

その辺はいかんともしがたい思いがある

結局長いものに巻かれた方がいいと医局主義だし、万が一こき使われたら今度こそ鬱が余って死に至る可能性すらあるのに俺の命なんて関係ないのか

確かに、大学病院に戻って再度複雑な人間関係を構築する大変さなどに嫌気をさしているのは否定出来ないが、俺は心に爆弾を抱えていて普通の人とは違うのだ

下手したら5年余り、いやそれ以上やりたくない仕事を続ける可能性もあるのだ

そうした怒りや不満は尽きない

俺としては、しばらく働くが(医局人事もあるので場合によっては半年〜一年近くなるかもしれないが‥)上司には相談して医局には属するが急性期病院から離れてしばらく療養型病院などで働くことはできないか(期間は数年などちゃんと決める)、その間に非臨床の道を模索し(職場見学や話を聞かせてもらう)、臨床に興味が出て来れば再度後期研修から・もし他の道に行きたくなればそれ以外の道に医局を辞めて出て行くことを考える

そういった道を考えたりする

尚、急性期病院では無理は禁物なので無理は絶対にしないという自己管理はもちろん、鬱になるもしくはその兆候が見られたらすぐ休むといった約束も取り付ける予定だ

まだ上司にはそのようなもやもやがあるため休んで8日経つが何も言っていない
来週精神科の先生と面談後、父と話してその上で電話しよう
メリハリのない日々が続くと余計にストレスが溜まるので来週までで休職は終わらせたいのだが‥

しかしマイペース人生で行くしかない
わかってくれない人なんてどうでもいい

週明けにはまた主治医の精神科の先生との面談が待っている
今までの医者をずっと辞めたかったこと、医療にコミットメント出来なかったことによるストレスを率直に言い今後の働き方を客観的に助言してもらおう
しかし精神科の先生も神ではなく、1人の人間でしかないので決定は俺がするのだ

此の期に及んでも認定医病歴要約をコツコツ終わらせている俺は天才だ
そう言い聞かせるしかない