臨床医を辞めたい

学生時代から常に医学部を辞めたいと思っていた。
勉強は楽しくないし、興味を持てなかった。
当然成績は悪いし、やりたいこともなかった。
野球だけが楽しかった。
父と同じ小児科に行く一点張りで考えていたが、結局断念した。
親不孝だから、ここまで来たらやるしかない、その一点でなんとか突破してきたものの国家試験はすごくストレスだった。
うつ病にもなった。
研修医ももちろん楽しくなかった。人間関係が良く研修医みんないい人で助かったけれど、やっぱり岐路では医者を辞めたくて仕方なかった。
そのせいで進路を死ぬほど迷った。
いつでも辞めれるように、人がたくさんいて潰しのきく消化器内科を選んだが、そこでもやはりしんどい日々。
冬になるとやはり医者辞めたい病が出てきて、またうつ状態と診断され、ついに休職した。

親にはまだ医者を辞めたいとは言えていない。
なんたる不幸笑
見て見ないふりをしてきた。

跡を継ぐしかないから、俺にはこれしかないと言い聞かせてやってきたが体が拒否反応を示している。
今後の激務に耐えられるかと言われれば、甚だ疑問だ。

そうしたこと全て、親にぶつけなくては。

親子関係が、全ての根源ではないか。

今から楽しくなるのかも知れないし、我慢しどころなのかもしれないがこれでいいのか。

だめになるまで頑張ると思っていたがもう十分頑張ったと言えるかもしれない。
明日、父に電話しよう。
全てを話すのだ。