何度目の青空か

本日2017年2月2日は, 私の休職記念日となりました.

持続する頭痛・吐き気・微熱まででてきて日中は眠気と全身倦怠感で身動きがとれない状態に悪化していたため, かかりつけの精神科医に電話で相談. 1ヶ月くらいを目安に休むよう指示された.
上司に報告し, すぐに次の日から休むように言われた.

それが昨日のこと. 入院患者の引継ぎ資料の作成のみして, 外来患者とか予約患者はなんとかするからゆっくり休めとのことであった.

それを受けて本日は午後まで就寝していた. まだすこし頭は痛くだるい感じはあるが, 仕事するよりは家にいるほうがまだましであった.

すぐさま私の心のよりどころになっているブログの先生にメールを送信し, 本日にはお返事を頂けた.

夕方から散髪し,夜は動画サイトで映画 All Is Well(邦題 きっと, うまくいく)を見た.

本当にしたいことではないからここまでしんどかったのかもしれない.
私も心配性であったし, 職業を強制されたようなものであった.
いちおう自分で医師になることや消化器内科になることは決めたけれど.

親にまだ相談できていないから, 週末には相談しないと.
精神科にも近いうちに受診しなければ.

暇になってすこし孤独を感じるようになった.
そんなときに限って, 弟からも彼女からも連絡は来ない.
しばらく刺激のない生活になりそうで, どうやらブログを書く頻度は増えそうですが・・

表題は私の最近の一押しの曲.
この歌詞は今の私ににシンクロする.
ヒットメーカー秋元康の面目躍如といったところか.

可憐な生田さんの歌う, 青春を見逃すなというメッセージ.
蛇口から出しっぱなしの何かを見ないふりをしていた, それは思考停止して認知の歪みを持ち続けたまま仕事を続けていた私そのものであった.

臨床医しか道はないと思っていたから, この10年間(医学部入学以降)ずっと歯を食いしばって生きてきた. 親や外部からの圧力で立派な医師になることを目標にしてきた.

しかし, 内なる審判員(名医たれと自己攻撃をする他者)と自意識との葛藤の増大は増すばかりで自己の幸福感にむけて顧みることは少なかった.

具体的に言えば日々の診療でこれができていないと思い無理やり本を買ってすみずみまで勉強する, 認定医試験にむけて完璧なサマリーを作らないといけないという幻想でいやいや夜中まで勉強する, 一人前の臨床医になるためには15年くらいは急性期病院や大学病院で勤務して認定医や専門医まで取らないと意味がないといった内なる審判員の怒号に怯えて追われるようにして日々を生きてきたこと. いつしか人生が辛いことばかりのように思えてきた.

そうした葛藤そのものが蛇口からこぼれている何かであるし, 思考停止の毎日から離れて内なる自己の声を聴くことこそが彼女らが歌う青空を見上げることではないか.
少々青臭い私の迷ってばかりの人生.

それもどれもどうなるかわからない.
今の気持ちは臨床医は厳しいかもしれないという思いはあるが.
ただ飯を食うことを考えれば無理して働くのが一番いいのだろうけれど, 自分の体は自分で守らないと・・
メリットデメリット考えて, 選択肢もいろいろ聞いて考えたい.