晴天を誉めるなら夕暮れを待て。

きょうの解剖実習は8時まででもうくたくただ。朝学校に行って居眠りしながら授業を聞き、昼から黙々と作業に至るこの大変な一日。解剖はまじで労働としか言いようがない。それに口頭諮問があさっての金曜にあるとか、まだ明日の予習もしてないのに、明日は部活で新歓と幹部会がある。まさに死亡フラグであるorz・・

食生活も乱れてきて、ラーメン・うどんと麺類野郎となっている。炭水化物でも低GI食品を中心に・・とかいう考慮はもはやできなく、体内に欠乏した塩分、糖質を補給し気分障害の代償をするので精一杯です。天気がよいのがまだ救いだ。練習も大会前なのに新入生がいるから満足にできないし。

ほんと1日24時間とか短いぜよ。医学部カリキュラム詰めすぎ・・泣けてくる。


同じ班の女の子はサークルの新歓とかあるのに休日勉強しているためか、支配神経や筋肉の起始、停止とか頸三角などについての質問を実習中にしてくれ、知識を与えてくれる。私は相手の反応を伺ってしまい、素直にわからないということが言えないので、人と勉強することが苦手だ。黙々と自分で調べ勉強する内向的人間なのだが、この班の人は同じ部活のファニーガイ(笑)をはじめわいわいやる感じで楽しい。

他愛のない話もするけれど、そういったある意味女性的なコミュニケーションをするのは嫌いじゃない。
本来私は多分に幼い面があり、空気を読まないマイペースで自由奔放な道を進むタイプだ。でもたいていほとんどはよそ行きの自分でいないとダメだと無意識のうちに判断して、猫をかぶって生きている。

仮面を被っていないとこの道に進むにふさわしくないのじゃないかと、表情も乏しく周囲に警戒心を張り巡らしてツンツン生きていると正直しんどい。いくら男が戦いの本能を植えつけられているにしても、四面楚歌ではつらくなるのが真実。弱小国同士、留年仲間で身を寄せ合って生きていくのは肩身が狭いものですよ、皆さん。

解剖してても、自分のやってるとこがわかんなくて周りの人に聞こうと思ってもしゃべったことないし、いつも見下されているかのような視線を送ってくる奴には聞けないから班の相方から聞くしかない。自分から自己主張ができないと仕事ができない人間になりそうで、コミュニケーション力のある人が常々うらやましい。ぽっと分からないところを遠慮なく聞けたら役立つだろうな・・

でもその怖い奴も話すと礼儀正しいいい奴だったりするんよね。
あと、留年したらみんな敬語とタメ語の間で迷ってしまうみたい。私も何も言わないが、あんま話したことのない人は正直敬語で先輩として敬意を示してくれるほうが有難い。でも最初からけっこう距離が近く接してくれるフレンドリーな奴はぜんぜんタメ語で話せる方がうれしいけれど。こんな私の変なプライドが友達をできにくくしているのかな。こっちから話しかけないと、受身では友達かできないのが私のような人見知りにとって留年の難点である。

正直警戒心が女並に強いから、挨拶にしても相手の出方を伺っている私は心のシャッターを少しだけ開く心のひきこもり。

内向的でも、前向きに勉強は人と歩調を合わせていけば夢はかなうさ。目標が達成できると信じることが一番大事なのさ。諮問は前向きな姿勢さえあればがんばれる。たとえ皆より要領が悪くて時間はかかっても、身についたら長い間力がつくのが自分のいいところなんだから。

晴天を誉めるなら夕暮れを待て、とは古いことわざを飛鳥が間違って覚えたもので、人生あらゆることに一喜一憂するがそうしたものに振り回されず、今を懸命に生きて振り返るのは人生が終わる頃しみじみと振り返ればいい。という前向きなメッセージがこめられているとどこかに書いてあった気がする。

疲れて目の前のことにのみ必死で生きて、感傷のない生活。歌すら心に届かない。
そして目の前のことに一喜一憂する。自己満人生、乙。でもそれでいいんだ、それで。