胸張ってこそぼっちになれる

はみだし者になりがちだと自覚している自分は、とある青春映画を見てなんとなく悲しい気持ちになった。恋しくてという洋画だったけれど、主人公の台詞になにか一抹の悲しさを覚えた。

主人公もまた芸術方面の才能があるはみ出し者で、いわゆるはみ出し者と仲良くなっていく。主人公は言う。はみ出し者でいいじゃないかと。

生来からのはみ出しものの自分が自分のキャラと折り合いがつくようになったのはいつからだろうか。
大学で留年するまで、なんとなく仲間とつるんで満たされぬ毎日を送っていた。なんとなくこのままの人間関係では閉塞感があった気もする。

今留年して、確かに仲間は減ったがそれはそれで孤独と向き合い、自分と折り合えるようになったのではないか。
一人暮らしで感じる自由と、時折感じる孤独と。誰かの目が気になるから仲間とつるみ、虚栄心を満たす。

今大学生というのは、あんまり人の目を気にしなくていい雰囲気だ。
高校のようにあいつはどんな奴でとか他人の評価におびえる心配は、いくら狭い世界の医学部でも少なくなってきた。これは環境によるものか、それとも自分の気持ちの変わり方なのか。

生来のコミュニケーション下手を自覚する私は、もし医学部をやめたら社会とのつながりを絶って農業でもしようかな。
都会きらいだし、生きてる実感が得られるかも。


医者になれる実感のないままもう3年生になろうとする。
春から解剖orz・・
部活で指示とか出さなきゃいけない・・俺は他人にあまり関心もないから、正直最低限しか関わりたくないのに。自己中だからつらいよ。だってみんなも自己中なんだもの。